2016/04/27
色やフォントは気分で選ぼう!
冊子づくりがもっと楽しくなる! ちょっとしたコツをご紹介♪
冊子をつくるときに一番こだわりたいところは、やはり誰もが目にする”表紙”。
表紙のイメージでその内容の伝わり方も変わってくるほどです。
表紙というとメインの写真のみを意識しがちですが、実はもう一つ重要なポイントがあります。
それはタイトルの”フォントと色”です!
本屋さんに置いてある雑誌を思い浮かべてみてください。
たくさんの雑誌が同じ棚に並び、しかも毎号違う写真。
それでもお目当ての雑誌はスッと視界に入ってきませんか?
一目でそれとわかる文字の形(フォント)。
そして雑誌の雰囲気をさらに特徴づける色。
この2つが目印となって、数ある雑誌の中から好みのものを見つけることができるんですね。
冊子のシンボルとも言える、タイトルのフォントと色。
このページではその2つの選び方のちょっとしたコツをご紹介します。
フォント選びのコツ
フォントといってもどれを選べば良いのか、けっこう迷ってしまうものです。
ですがちょっと視点を変えるだけで、より明確なイメージができて、選ぶことがずっと楽しくなりますよ。
例えば、みなさんはお店で洋服を買うとき、どんな風に選びますか?
すっきり見せたいから、細身のものを。
カジュアルにしたい時は、少しゆったりしたものを。
シックな黒系が多いから、たまには気分を変えて明るめの色で!
少し落ち着いた感じに、茶色とか…
といったように、まず自分の中に何となくイメージがあり、次にその条件に合いそうな色や形を探していくといったパターンが多いのではないでしょうか。
※もちろん他にも素材や価格などの要因はありますが。
フォントも服装と同じように考えると、すんなりと自分のイメージに近づけることがきます。
①まず全体的にどんなイメージにしたいか?
②それには、どんなフォント(形)が適しているか?
③この雰囲気には何色が合っているか?
ではさっそくご自身のイメージに合った組み合わせを探していきましょう!
Q:つくりたい冊子はどんなイメージですか?
A:落ち着いた、堅実なイメージに向いたフォント
落ち着いた、堅実なイメージを出したい時には、明朝やセリフ系のフォントが向いています。
※とめ、はね、はらいや飾りが多いフォント。
また文字の太さや丸み具合によってもニュアンスが異なります。
やさしい雰囲気を加えたい時は、教科書体。より力強く主張したい時はGaramondがおすすめ。
B:しっかりとした、安定感を重視したフォント
バランスのとれた文字でしっかりと内容を伝えたい時はゴシック系がおすすめです。
※とめ、はね、はらいや飾りが少ないフォント。
また文字が太いフォントを選択すれば、より力強く魅せることができます。
タイトルで文字数が少ないなら、Helvetica-Bがインパクトもありおすすめ!
C:カジュアルでやわらかい印象のフォント
角が少なく、丸みのある新ゴシック体は、中ゴシックに比べて、よりカジュアルなやわらかい印象があります。
またFrutigerは駅や空港でも使用されるほど視認性の高さがウリのフォント。もし欧文のタイトルにするなら、コチラがおすすめです。
躍動感あふれる手書き風のGregsOtherHandは、楽しさも加わります。
フォントが決まったら、次は色を選びましょう。色は雰囲気を強調してくれます。
Q:どんな雰囲気の冊子にしたいですか?
A:人を活性化させる、暖かい色
赤(RED)には人の気持ちを奮い立たせ、人々を活動的な状態に導く効果があるとされています。
少し淡い色のROSEは、暖かい、優しい印象になります。
オレンジ(MEME、ORAGE)は人々の心を開きコミュニケーションを活性化させる色と言われています。
※MEMEはORAGEより赤が濃い朱色に近い色。MEME PAPERのブランドカラーです。
B:落ち着いた、安心する色
緑(GREEN)の自然色は平和の象徴。安心感や治癒力を与えます。
少し淡いGRASSは、新鮮、若さといった印象に。
静けさと誠実さの青(BLUE)は安心や信頼といった印象を与えます。
淡いSKYには、開放的なイメージが加わります。
C:全体をスッと引き締める色
黒(BLACK)は、全体を引き締め高級感を与える色です。
しかし太めのフォントの場合だと少し重たいイメージになることもあります。
その場合は、CHARCOALにすると軽くなり、穏やかで上品な印象になります。
いかかでしょうか? ご自身のイメージに近い組み合わせは見つかったでしょうか?
組み合わせ次第で、他にも様々な魅せ方ができます。
是非ご自身に合った冊子づくりのスタイルを見つけてくださいね!
フォントと色の組み合わせをさっそく試してみよう!
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